その目的、ありきたりじゃない?/「目的志向」山梨広一

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あなたは「目的」を考えたことはありますか?

 

もしあなたが会社勤めをされているなら、今日の仕事の目的をすぐ答えられますか?

もしあなたが資格の勉強をしているなら、その資格を取る目的をすぐ答えられますか?

 

さて、僕は戸惑ってしまいました。

 

自分の仕事の目的は何なのか。

自分の勉強の目的は何なのか。

 

この質問に答えられない人は、ぜひこちらの本を読んでみてください。

 

「目的思考」山梨広一

 

 

僕自身、自分の仕事がふわっとしている(自分で仕事を生み出す必要がある)ため、時折「何のためにこれをやっているんだっけ?」と思うことがあります。

 

前職は会社員をしていましたが、その時にも「この作業って慣習になってるけど何のためにやっているんだ?」と我に返る時もありました。

 

これらは、目的が明確になっていないために起こることです。

 

つまり、目的をしっかりと見定めることで自分の仕事や作業の意味合いが変わってくるのです。

 

ラブレターを書くのは、その人と付き合いたいという目的があります。

だからこそ気合も入りますし、相手の気持ちを考えて真剣に書くでしょう。(独りよがりなラブレターもあるかもしれませんが……)

 

それと同じように、目的があればモチベーション高く、集中力(実行力)も高まります。

 

そのための方法や、悪い目的例などを教えてくれるのが「目的思考」の一冊です。

 

 

こんな人におすすめ

「目的思考」はこんな人におすすめです。

 

  • 自分の仕事や人生の方向性に悩んでいる人
  • 就活を控えた大学生
  • すぐに具体的な案から考えてしまう人

「あなたの仕事の目的は?」と聞かれた時に答えられない人はぜひ読んでみてください。

 

内容ももちろんですが、「目的思考」という言葉が頭にあるだけでも随分と世界が変わってくると思います。

 

 

この本のイチオシポイント

僕が「目的思考」を読んで最も感銘を受けたのが、タイトルにも関連しますが「目的のオリジナリティ」ということです。

 

あなたが立てたその目的はありきたりじゃないですか?

モチベーションが上がりますか?

その目的によって新たな戦略は出てきますか?

 

つまり、その人に合った独自の目的を持つことは、「モチベーションが上がる」「選択肢(思考の幅)が広がる」というメリットがあるということです。

これがない目的はきっとありきたりなものだと思います。

 

このポイントだけでも、僕は「目的思考」を取り入れる十分な理由になると思います。

 

自分のテンションが上がり、新たな行動に繋がるような目的を考えてみませんか?

 

 

3つのおすすめポイント

ここからは上で書いた以外の3つのおすすめポイントを紹介していきます!

 

悪い目的、良い目的が具体的に載っている。

「目的思考」の第三章では具体的な例を用いて「悪い目的」や「良い目的」が紹介されています。

 

そこには、社会人であれば共感できるような例がたくさん載っています。(ソニーのウォークマンとAppleのiPodの比較など)

 

具体例には、どうして悪い目的なのかのパターン(原因)も載っています。

 

例えば「代替指標が本質的な目的と置き換わってしまう」というパターンがあります。

会社員の方なら、何か資料を作成する場面で「資料を完成させる」ことが目標になってしまったことはありませんか?

また、抜本的な改革が必要な場面で、小手先の数字(例えば単年の黒字化)だけを変えるような取り組みを提案(検討)してしまうようなことはありませんか?

 

これらは、目の前の目的(代替指標)を本質的な目的と置き換えてしまった例の一部です。

 

こうした経験が当てはまる方はぜひ良い目的設定を学んでみてください。

正しい目的が設定できればやる気が漲ってくるでしょう。

 

数値目標は定性目標(成果)を掲げてから設定すべき。

さて、何か目標を掲げる際には「数値で具体的に」考える人は多いと思います。

それはもちろん必要なことです。

 

しかし、その目標数値は定性目標から導かれたものでしょうか?

 

「なんとなく前年比105%」「なんとかんく自社史上最高」などと決めてしまっていませんでしょうか。

 

まずはその目的を達成された時のアウトカム(成果・状況)を考えましょう。

 

そのアウトカムを実現するためにはどれぐらいの数値(売上など)が必要なのかを考えることで導くのが、良い目的設定の流れとなります。

 

ダイエットで考えるなら「3キロ痩せる」ではなく「1サイズ小さい服を着る(成果)。そのためには3キロ痩せる必要がある」というような思考法です。

 

アウトカムを考えるのはワクワクします。

そのワクワクを実現するための指標を考えるというのが数値目標と言えるでしょう。

 

目的設定〜実行のステップが詳しく紹介されている!

さてここまでは目的を考えることによるメリットを中心に紹介してきました。

 

「具体的にはどうすればいいの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

 

「目的思考」の第五章では「目的から実行の繋げ方」と題して、目的を掲げて実行に移すまでのステップが紹介されています。

ステップは6つありますが、その詳細はぜひ本を読んで学んでみてください。

 

ざっくりとお伝えするなら「目的を掲げる → 目的の障害となる課題を見つけ出す → 実行プランに落とし込む」という流れになります。

 

「すぐに具体的な案から考えてしまう」という人には特にこのステップは参考になると思います。

 

僕もどちらかというと具体的な案ばかり考えてその背景まで至らないことが多いので、このステップ(そもそも目的思考というもの自体)は勉強になりました。

 

 

最後に

「目的思考」と似たような言葉に「課題思考」というものがあります。

本の中でも書かれていますが課題思考の前提となるのが目的思考となります。

 

課題を見つけるには、そもそものゴール設定が必要ですよね。(ゴールがあるから、その障害となる課題があるので)

そのゴール設定の部分を考えるのが目的思考にあたります。

 

近年、課題思考という言葉を聞く機会は増えていますが、その一歩踏み込んだのが目的思考というわけですね。

 

ぜひライバル(自分を含む)に負けたくない方は、目的思考を学んでその行動をさらに深化・飛躍させてみてください!

 

目的を考えるのはきっと楽しく、ワクワクします。

楽しんで目的を考えて、どんどん行動できる人が増えるといいですよね。

僕も目的思考を持って、これからも仕事や読書を楽しんでいきたいと思います。

 

それではまた!