占いに救われる/「強運の持ち主」瀬尾まいこ

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朝の占い、皆さんはチェックしていますか?

 どうも、雫です。

占いを信じる人、信じていない人、それぞれいると思いますが、朝テレビを付けてたまたま占いがやっていたら、ついつい見てしまいますよね。

 

今回はそんな占いが登場する物語をご紹介します。

 

「強運の持ち主」瀬尾まいこ

 

あらすじやおすすめポイントなどを簡単に紹介していきます!

 

  

おすすめポイント

・じんわり温かい話が読みたい人

・占いを気にしすぎてしまう人

・本を読み慣れていない人

 

あらすじ

主人公は営業の仕事をやめ、3年前に占い師の仕事を始めました。

「ルイーズ吉田」という名前を付け、ショッピングセンターの一角で一人で占いをしています。

最初は真面目に画数や誕生日を計算していましたが、そのうち直感で占うようになりました。

不思議なことに、ルイーズ吉田の占いは当たると評判に。

 

そんなある日、小学校低学年くらいの男の子が、占いのブースにやって来ました。

小学生にしては高額ともいえる3000円を支払って、「2つのうちどちらのスーパーに買い物に行けばいいか占ってほしい」というのです。

スーパーの折り込みチラシを思い出しながら、適当な理由をつけて一つを薦め、これで終わりだと思っていたところ、男の子はまた占いにやって来たのです。

今度は何を占ってほしいのか聞くと、男の子はこう答えました。

「お父さんとお母さんどっちがいいと思う?」

離婚の際、父親と母親どちらにつくか。

こればかりは無責任なことは言えないので、答えに悩んでしまいます。

そこでルイーズは、男の子の家の様子をこっそり見に行き、父親と母親どちらが適しているのか見定めようとします。

 

他にも、少し変わった相談を持ち込んで来るお客さんばかりが登場します。

そんなとき、ルイーズはどう占ってどう導くのでしょうか。

占いで元気付けられる、じんわり温かい物語です。

 

一つ一つのストーリーはそんなに長くはないので、忙しい方でも読みやすいと思います。

 

おすすめポイント

占いに勇気づけられる

人は悩みがあると誰かに聞いてもらいたくなるものです。

アドバイスが欲しいというより、後押しをしてほしくて悩みを打ち明ける人も多いでしょう。

そんな中で占い師に後押しをされると、説得力があるのかもしれません。

占いももちろんですが、どちらかというとルイーズの言葉によって元気付けられるお客さんの方が多いように感じました。

人の言葉の温かさを感じることのできる本だと思います。

 

ユーモラスな恋人

タイトルにある「強運の持ち主」とは、ルイーズの恋人、通彦のことです。

通彦は、ルイーズが今まで占った人の中で、ずば抜けて強運を持っていました。

ところが実際に付き合ってみると、特に何かを成し遂げるわけではなく、ぼーっと過ごしています。

 

そんな通彦は、仕事が終わると必ず夕食を作っておいてくれるのですが、いつもピントがずれた食材を組み合わせるのです。

シチューにはんぺん、カレーに葛きり。

さすがにそんな変なものを入れる人はいないでしょと思いますが、通彦のセンスのなさにくすっと笑えます。

読んでいるうちに、今度はどんな食材を入れるのかなと少し楽しみにしている自分がいました(笑)

 

料理以外にも全体的にどこかずれたところがあるので、その点にも注目して読んでみてください。

 

軽く読みやすい文章

本を読むことに高いハードルを感じてしまう方も多いと思います。

しかしこの本は、人との会話が多い占い師を題材にしていることもあり、1冊の中で会話が占める部分が多くなっています。

占いの専門的なワードが出てくるわけでもないので、本当に人と会話をしている感覚で読めてしまいます。

普段あまり本を読まない読書初心者にもおすすめです。

 

さいごに

占いを信じるか信じないかは人それぞれですが、どちらにせよ、占いによって救われることもあるんだなと元気付けられる本でした。

気になった方は、ぜひ下のリンクから購入して読んでみてください!

 

また、あすよみでは他の瀬尾まいこさんの作品も紹介しているので、そちらも合わせてご覧下さい。 

www.asuyomi-book.com

 

www.asuyomi-book.com

  

それではまた、次の記事でお会いしましょう。