4人の視点から描かれる日常/「ひなた」吉田修一

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「日向坂文庫」はもう手に入れましたか?

2月1日から光文社文庫では、「日向坂文庫」という日向坂46とコラボした本フェアを行っています。

このフェアでしか手に入らない、日向坂メンバーのスペシャルカバーとなっています。

 

私も少し遅れて、本屋に買いに行ってみました。

そこで手に入れた本がこちら。

 

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「ひなた」吉田修一

 

タイトルがグループ名と同じということもあり、内容が気になって買ってみました。

今回はこちらの「ひなた」について紹介したいと思います!

 

 

こんな人におすすめ!

・日常的な物語を読みたい人

淡々と一気に読みたい人

・少しずつ明らかになる秘密を楽しみたい人

 

何か大きな事件が起こるといったようなことはなく、どちらかというと淡々と物語は進んでいきます。

4人をとりまく環境が季節ごとに変化していくので、一気読みして変化を楽しんでみてください。

 

あらすじ

レイとその彼氏尚純、尚純の兄とその奥さん。

4人の視点から、それぞれの日常、彼らをとりまく環境の変化が描かれています。

春夏秋冬の季節ごとに章が分かれているので、変化も感じやすいのではないでしょうか。

次の春にはこの4人はどうなっているのか、気になります。

 

4人の登場人物

あらすじでも紹介しましたが、この作品は4人の視点で描かれています。

ここでは、その4人の登場人物について簡単に紹介します。

 

新堂レイ

千葉の元ヤンキーでしたが、春から有名ブランドHの広報に就職することになりました。

ところが、教育担当の西田からはいつも怒られてばかり。

人生の選択を間違えたかも、と悩みます。

そんなレイは、大学生の尚純と付き合っています。

 

大路尚純

レイの恋人尚純は、一浪しているのでまだ大学生。

そろそろ就活をしないと、と思いつつも、両親と同居する家でだらだらと過ごしています。

そんなある日、兄夫婦が同居すると言い出しました。

ただでさえ声が大きく騒がしい我が家が余計騒がしくなってしまう。

尚純は反対しますが両親は大賛成で、なんとなく兄夫婦との同居が始まりました。

 

大路浩一

尚純の兄で、仕事の傍ら友人たちと小さな劇団をやっています。

古くからの友人の田辺が離婚の危機で、飲みに付き合わされたり家に泊めてくれと言われたりしますが、そのうちもっと大きな頼みをされてしまいます。

田辺との関係にも小さな変化が訪れます。

 

大路桂子

浩一の妻。

雑誌の編集という仕事をしていて、土日も夜もなく働いています。

仕事柄レイとも親しくなり、夜に一緒にご飯を食べることも。

浩一の両親とも同居を始め、仕事で夜遅くなることにも小言一つ言われず快適な毎日を過ごしています。

誰もが仕事だと疑わず労ってくれますが…。

 

おすすめポイント

淡々と描かれる日常

突然兄夫婦との同居が決まったり、両親が急に大きな決断をしたりと、環境の変化はありますが、それが大きな事件となるわけではなく、淡々と進んでいきます。

そのため流れるように読み進めることができると思います。

また、4人の視点で描かれているので、それぞれの立場に入り込んで読むことができるのではないでしょうか。

 

少しずつ露わになる秘密

章が進むごとに、他の家族には言っていない事実が明らかになってきます。

そこから大きな事件に発展することはありませんが、春と冬とでは登場人物に対する印象が変わっていることでしょう。

みんなどんなものを抱えて生きているのだろうと思いながら読むとより一層楽しめるかもしれませんね。

 

さいごに

今回は「ひなた」のあらすじやおすすめポイントを簡単に紹介しました!

少しでも気になった方はぜひ本を読んでみてください。

 

また、日向坂文庫のフェアも今だけなので、早めに手に入れましょう!

ネットでは全員分22冊セットで購入できるので、よければこちらも見てみてください。