食べ物の力ってすごいですよね。
こんにちは、雫です。
最近仕事が忙しくなり、ストレスが溜まる日々ですが、そんなときは甘いものを食べてリフレッシュしています。
皆さんも、食べ物ひとつで気分が変わるときってありますよね。
本日は、そんな食べ物にまつわる、ちょっと勇気をくれる物語をご紹介します。
「今日のハチミツ、あしたの私」寺地はるな
タイトルにあるようにハチミツが出てくるのですが、ハチミツが主人公の人生変えてくれます。
これを読めば、きっとハチミツが食べたくなることでしょう。
こんな人におすすめ!
・新たなことに立ち向かうのが怖い人
・これから見知らぬ土地で何かを始める人
・蜜蜂に興味がある人
新しいこと、見知らぬものにふれるのは、誰だって怖いと思います。
そんなときに読んでみると、少し気分が明るくなりますよ。
あらすじ
中学生の頃の碧は、明日なんて来なければいい、と思っていました。
そんな中、見知らぬ女性から蜂蜜の小瓶をもらいました。
「蜂蜜をひと匙足せば、たぶんあなたの明日は今日より良くなるから」
その言葉をきっかけに、蜂蜜の魅力に気付き、ご飯だけはきちんと食べるようにします。
30歳になり、同棲をしていた安西と結婚をすることになりました。
家も全て引き払い、安西の地元に向かう電車の中、安西から「まだ父親に何も話していない」と打ち明けられます。
不安な面持ちのまま挨拶に行くと、案の定認めてもらえませんでした。
住む家も仕事もない状態になってしまったのに、当の安西は助けてくれません。
なぜか父親から課されたミッションを達成するべく、養蜂場でお手伝いをすることになりました。
親切なあざみさんたちにも出会い、全く知らない土地で自分自身の居場所を見つけていきます。
養蜂場で蜜蜂に触れるうち、蜜蜂やハチミツの魅力にどんどんハマっていきます。
おすすめポイント
蜜蜂の魅力を知ることができる
皆さんは、蜜蜂について、詳しく知っていますか?
私も含め、あまり知らない人が多いのではないでしょうか。
蜂というと怖いイメージが強いですが、読めば読むほど蜜蜂がかわいく思えてくることでしょう。
自分から道を切り開く主人公
見知らぬ土地に来たものの、結婚相手の父親には認めてもらえず、仕事もやめてきてしまった。
恋人も助けてくれない上に、住む場所もない。
そんな状況だと誰しもが落ち込みますよね。
それでも碧はとにかく行動するんです。
行動しないと何も変わらない。
そういうことを気付かせてくれる本です。
細かい感情にも共感できる
主人公の不安な気持ちにはもちろんですが、もっと細かい部分にまで共感することができます。
例えば、結婚相手の小さな表情の変化に気付いて不審に思ったり、真面目な話をするのが恥ずかしくて語尾に「ですぞ」と付けてみたり。
自分も同じ状況ならこんな反応をするだろうな、という部分が鮮明に描かれているので、違和感なく物語の世界に入り込めると思います。
さいごに
さまざまな人や蜜蜂に出会い、自ら行動することで自分の居場所を見つける。
読むと少し元気が出る物語です。
以下のリンクから購入できるので、ぜひ読んでみてください!
また、こちらの本のように、元気をくれそうな本を読みたい、という人のために、
個人的に同ジャンルだと思う本を合わせてご紹介します!
「太陽のパスタ、豆のスープ」宮下奈都
人生のどん底から始まる物語でも、食べ物が前向きに生きる力を与えてくれます。
気になった方はぜひどちらも購入して、感想を聞かせてください!