ひとつに決める勇気/「徹底的に数字で考える」深沢真太郎

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近年ビジネスシーンのみならず一般用語になってきた「ファクトフルネス」

 

あすよみ!でも以前「FUCTFULNESS」の本を紹介しましたが、思い込みを廃し、事実をきちんと捉えるという考え方がより重要になっています。

 

 

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事実を捉えるというのがどういうことなのか。

 

それが「数字で考える」ということなのです。

 

ではどうすれば僕たちは数字で物事を考えることができるようになるのでしょうか。

そのきっかけになる本を紹介したいと思います。

 

「徹底的に数字で考える」深沢真太郎

 

 

概要 

仕事の質というのは「考える」質に直結します。

では考えるの質はどうすれば上がるのか。それが「数字で考える」なのです。

 

本書では数字で考えることによるメリットを始め、これまで数字で考えることができていなかった人たちがどうすれば数字と向き合うことができるのかを、数字を見る目や実際の分析手法を交えながら解説しています。

 

この本の良いところは数字で考えるための前段部分(スタンス)が丁寧に解説されているところです。

初心者が陥りやすい思考法なども載っているので、自分の悩みを突き止めて解消することができます。

 

もちろん具体的にどういった分析手法があるのかも紹介されているので、実際に手を動かすときの参考にもできます。

 

こんな人におすすめ

「徹底的に数字で考える」はこんな人におすすめです

 

・論理的な考え方ができるようになりたい人

・自分の意見や提案に自信をつけたい人

数字を見ても解決策が浮かばない人

 

一番は仕事の質を上げたい人だと思います。

冒頭でも書いたとおり、仕事の質というのはいかに考えて行動するかということです。

 

その考える質を上げるのが「数字で考える」ということなので、この本を読んで思考法を変えていけばきっとあなたの仕事に変化が現れるでしょう。

 

また数字で考える事ができていると思っている人も、実は浅いところでしか数字を扱えていないという可能性はあります。

数字を見た先の行動が起こせない人に対してもこの本は役に立つと思います!

 

 

3つの学びポイント 

ここからは「徹底的に数字で考える」を読んで学んだ、3つのポイントを紹介します。

ぜひこれを読んでこの本で語られている思考法の魅力を感じてください。

 

結果だけでなく原因を数字で語る 

このタイトルだけでもハッとさせられる人が多いんじゃないでしょうか。

 

普段数字を見るとき、その結果だけを見ていないでしょうか。

 

例えば「売上高が下がっているので対策を打ちたい」といった課題があるとき、

売上だけを見て対策を考えようとしていませんか?

 

このときに必要なのが「原因を数字で語る」ということなのです。

 

売上が下がっているなら、その原因はどこにあるのかをさらに数字で分解していくのです。

具体的には、「売上=顧客×客単価」で表してみたりすることですね。

さらに顧客を新規顧客と既存顧客で分けてみたりするとより真の原因に近づくことができます。

 

つまり結果に影響を及ぼしてい背景を数字で捉えることが大事なのです。

 

売上の場合はよくある話なのでできる人も多いかもしれませんが、他の数字でも同じようにできているでしょうか?

数字で分解する、この考え方がまずは一つ重要になります。

 

 

「数字で考える」は数字を見るだけではない! 

さて上で「原因を数字で語る」と言っておきながらですが、実は数字で考えるというのは数字を取り扱うだけではダメなのです。

 

「数字で考える」の9割は、数字で触る前にあるのです。

 

どういうことなのか。

 

数字で考えるというのは実は二種類に分かれていて「ファクトベース」「アサンプションベース」と言います。

 

ファクトベースというのは、事実ベースということなので実際に結果としての数字がある状態を指します。

これは過去の数字を扱うということです。

 

一方でアサンプションベースというのかいわゆる仮説思考のことを指します。

つまりまだ答えが出ていないことに関して、仮で数字を組み立てていくことです。

新規事業を始めるときに「初めてだから数字なんてないです」なんて言うと信頼されませんよね。

そんなときでも周りの事例などをもとに目標数値を出すことはできます。

そうして「正解のない問い」に向き合うのがこのアサンプションベースの考え方となります。

 

さらに、数字を扱うと必ず直面するのが「指標が多すぎて何を見たら良いのかわからない」という問題です。

これは僕も実際に仕事でよく感じることです。

 

ここが実は先程述べたとおり「9割は数字で触る前にある」ということなのです。

 

大事なのはどんな分析がしたいのか(仮説)を考えてそこに関する数字のみを扱うということ。

必要なデータのみに向き合うことで、目的を達成することができるのです。

 

 

そうは言ってもどうしたら仮説を立てられるのか。

 

それが最後のポイントです。

 

 

仮説を立てるために必要なのは「ひとつに決める勇気」

 仮説を立てるときに最も怖いのが「仮説が間違っていたらどうしよう」という不安です。

 

おそらくどんなに熟練の人でも仮説が間違えることはあるでしょう。

 

しかし仮説を立てないで進めると、上で書いたように数字が多すぎて迷子になってしまいます。

 

だからこそ必要なのが「ひとつに決める勇気」なのです。

 

まずは仮でいいので一つに決めるのです。

そしてその仮説を検証して合っていればいいですし、間違っていればそこから修正していけばいいのです。

 

最初から大風呂敷を広げてたくさんの数字を取り扱うのではなく、頭の中で方針を作ってから取り掛かるのです。

こうすることで無駄な時間を使うことなく結論に近づくことができます。

 

おそらく多くの人は「決める」ことが怖いでしょう。

 

僕もその一人だったのですが、この本を読んで「みんなその悩みがあるんだ」と感じることができたので勇気を持つことができました。

どうせみんな間違えるんだか自分も間違って当然だ、と思うことで気が楽になります!

 

 

数字で考えるために、数字以外を考えよう。 

この本を通して僕が感じたのが「数字で考えるために、数字以外を考えよう」ということです。

 

なんとなく数字をこねくり回せば何かがわかることもあります。

でも多くの場合は何をしているのか分からなくなり無駄な時間になります。

 

そうならないためにも、どんな目的でどんな数字が欲しいのか目星(仮説)が必要なのです。

 

徹底的に数字で考えるためにも、数字以外でストーリーを考える習慣が必要だと思いました。

 

ぜひ皆さんも自分の仕事の質を高めるために、「徹底的に数字で考える」を実践してみてください!

 

本はとても読みやすいレイアウトで作られているので苦手な人でも読み進められると思います。

おすすめです!

 

それではまた!