今年買った本の中で最もカバーが可愛い本かもしれません。
(2020年8月現在)
それがこちらの本
「パンダ探偵」鳥飼否宇
今回は向井が思わずジャケ買いしてしまった「パンダ探偵」を紹介したいと思います!
最近の中で一番ほっこりした小説でした!
こんな人におすすめ
・パンダを含めた動物が好きな人
・探偵モノが好きな人
・のんびり読書がしたい人
その名の通りパンダの探偵が活躍するお話なので、パンダが好きな人ならよりかわいく想像しながら読めると思います!
(僕も表紙のパンダのかわいさを踏まえてほんわか読みました)
またそれぞれの話は探偵モノらしく謎がしっかり描かれているので謎が好きな人にもおすすめ!
衝撃的だったり難解ではないので、気軽な気持ちで楽しめる作品です!
あらすじ
この「パンタ探偵」は人間がいなくなった動物だけの世界が舞台になっています。
人間が残した建物などを使いながら平和に暮らしている動物たちに、数々の事件が発生します!
そんな事件を次々に解決していくのがパンタ探偵が所属するアニマ探偵事務所。
先輩探偵であるライガーのタイゴとともに、パンダが事件にアタックしていきます。
パンタ探偵は3つの章に分かれています。
それぞれに事件があり、パンダ探偵が登場します。
第一話は「ツートーン誘拐事件」
誘拐事件が連続発生するが連れ去られる動物はみんな白黒のツートーンな動物だらけ。
しかも少し時間が経てば無傷で家に戻してくれる?
なんのための犯行なのか、そして誰がそんな事件を起こしているのか。
その謎を突き止めるために、探偵ライガー(ライオンとトラの子供)のタイゴが動き出す!
実はパンダはこの話ではまだ探偵ではなく被害者の一人なのです。
この事件をきっかけにパンダ探偵が生まれるということです。
第二話・第三話ではパンダ探偵が活躍する姿が見れます!
みどころ
動物だけの世界という不思議な世界観
舞台は人間が絶滅したあと200年後の世界。
(ちなみにウイルスによって絶滅したらしく…今読むと縁起でもないですがもちろん悪意はないはず)
建物などは残っているので、いろんな動物がその建物を利用して生活を営んでいます。
動物だけの世界にも政府はあるようで猿やゴリラなどで構成されているとのことです。
そこにもいろいろな争いがあったり・・・
いろんな種類の動物によって一つの社会が成り立っていて、人間がいなくても世界は回るのだなあとふと感じました。
(地球の歴史を考えると動物の歴史のほうが長いから当然なんですが笑)
動物名の勉強になる!?
物語にはたくさんの動物が出てきます!
知っていれば想像もしやすいですが、知らない動物でもある程度描写はあるので問題なく読めるかと思います。
僕あまり動物に詳しくないのですが、本を読むことで名前をいくつか覚えることができました!
これを読んだあとに動物園とかに行くと楽しいかもしれませんね。
動物の特性を踏まえた謎が面白い
物語で描かれる事件には動物の特性を踏まえた、この世界観ならではの仕掛けがあります。
体の大きさや習性などについて詳しい人はきっと謎をより楽しめると思います!
そこまで詳しくなくても十分楽しめるのでご安心ください!
むしろ、普通のミステリーとは違った謎を味わえるので良いと思います!
まとめ
カバーのかわいさに一目惚れして買った「パンダ探偵」
中身は動物ならではの謎が楽しめる本格探偵小説でした!
世界観やキャラのかわいさでほっこりできるのでゆったりと本を読みたい日などにおすすめです!
ぜひ皆さんもこのパンダのかわいさに惹かれて本を楽しんでみてください!