自分と向き合い、超えていく。/「ナナメの夕暮れ」若林正恭

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生きづらいと思うなら、きっとこの本に救われると思います。

 

人見知り芸人としておなじみのオードリーの若林さん。

しかし近年は若林さんも以前より人見知りではなくなり、さらにご結婚もされました。

 

でも根底には人見知りで合ったり、自分を卑下する部分は持っていて、だからこそ書ける文章というのがあると思います。

 

「ナナメの夕暮れ」はそんな若林さんが、自分の弱い部分と向き合い、それを乗り越えていく気持ちの変化を知ることが出来ます。

 

「ナナメの夕暮れ」若林正恭

 

きっかけ

 

オードリーさんを知ったのは多くの方と同じくM-1でした。

(もはや今の学生はオードリーのM-1時代を知らないかもしれませんね…)

 

しかし当時は「面白い漫才をする人たちだな~」ぐらいの印象でした。

 

そんな出会いから何年も経ち、Creepy Nutsというヒップホップグループにハマったのがオードリーさんを再度注目するきっかけでした。

Creepy Nutsは自分たちのイケてない部分を歌詞にし、そしてそれを武器にするというアーティストで、そのイケてない部分が僕はとても好きでした。

そんなCreepy Nutsが尊敬してやまないのが、オードリー若林さんと南海キャンディーズの山里さんということで、改めてオードリーさんが目に入りました。

 

「人見知り」「他人を批判してしまう」「自己肯定が低い」

そんな一面を若林さんが持っていると知り、一気に共感を持つようになりました。

 

「ナナメの夕暮れ」おすすめポイント

今回はこの本を読んで向井が感じた3つのポイントを紹介したいと思います。

 

テレビの世界の芸人の暗い一面が知れる

オードリーと言えば言わずとしれた人気芸人です。
そんなオードリーの脳みそである若林さんが日常考えていることなどが知れるのはやはり面白いですよね。

 

しかもそれが笑えるような日常や他の芸能人との自慢話じゃない。

むしろそこにあるのは僕たちも抱えるような(若林さんの方が強く抱えているかと思いますが)感情で、どこまでも人間臭いものです。

 

スタバで「グランデ」が言えない姿や、毛嫌いしていたゴルフにはまっていく姿。

そんな自分自身に対して冷静に分析して、そして立ち向かっているのが、自分の弱い部分と共感してとても沁みます。

 

自分の負と向き合い、そして成長する姿が知れる

今回の「ナナメの夕暮れ」は

「自分探し」はこれにて完結!

と書かれているように、一つの区切りとなる位置づけにあるようです。

 

つまりこれまでと違い、自分の弱い部分を捉えたうえで乗り越えていく姿が描かれています。

スタバで「グランデ」と言えない自分を分析し、それを乗り越えていく。

売れまくった2009年の自分と向き合い、等身大の自分でいこうと気付きを得る。

 

もし自分が自意識過剰や不安で進めないのであれば、きっとこの本を読んで勇気をもらえると思います。

 

文章が読みやすい。

最後の推しポイントとして弱いかもしれないですが、文章がスーッと入ってくるんです。

 

なんというか、男が一人でぼそぼそ言ってるようなイメージで脳内で再生されるような書き口なんです。

 

決して憂鬱になるような感じでもなく、淡々と若林さんが落ち着いて喋っているような印象を受けます。

 

書いてる本人をイメージで知っているからこその味わいだと思うので、ぜひみなさんも体感してみてください!

上手く言語化できないのですが、心地よいです。

 

最後に。

向井はこの本、一気に読んでしまいました。

一気読みするなんて久しぶりで、それぐらい読む手が止まらなくなるような内容でした。

 

読書を通して自分と向かい合う、その感覚をしみじみと感じさせてくれる本です。

自分に自信が無い人は、ぜひ読んでみてください。

1人の弱い人間として、おすすめします。