疲れを感じるときに。/「あなたは、誰かの大切な人」原田マハ

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こんにちは、雫です。

ずいぶんお久しぶりになってしまいましたね…。

 

 

 

もう2018年も残りわずかですが、一度今年を振り返ってみてください。

 

思うように行動できましたか?

 

今まで以上に疲れていたなぁ、なんてことはありませんか?

 

 

 

仕事で忙しかった人、勉強に追われていた学生、子育てで精一杯だった主婦。

いろいろな人がいると思います。

 

 

仕事や恋愛など、多くを経験すればするほど疲れることもあるでしょう。

 

そこで今回は、一年間の心を癒す一冊をご紹介します。

 

原田マハさんの「あなたは、誰かの大切な人」という本です。

 

 

これはすべて40歳以上の女性を主人公にした物語です。

 

仕事や恋愛で疲れてきたころ、自分と重なる主人公に夢中になり、すぐに読めてしまうと思います。

 

すべてのストーリーで誰かの他界のエピソードが出てくるので、少し暗いお話にはなってしまいますが、そこから見られる明るい光に、心が洗われるような気分になります。

 

この本の帯には、疲れた心に必ず効く、読む特効薬」と書かれています。

そのキャッチコピーの通り、読むと少し気分が明るくなるでしょう。

 

 

しかし皆さんの中には、仕事で忙しいからこそ、本なんか読んでる場合じゃない!という方もいるかもしれません。

 

本をあまり読まない、読書が苦手な人、という人の多くは、

・忙しくて読書にあまり時間をとれない

・ゆっくり読んでいるうちにストーリーを忘れてしまう

などと思っているのではないでしょうか。

 

そんな方たちに朗報です!

この本は、忙しい人でも簡単に読める、短編集です。

 

 

短編であれば、一つの話を読むのにそこまで時間がかからないので、隙間時間にも読むことができます。

このストーリーだけ読んでから仕事を再開しよう、などと決めて読むと、効率よく時間を使うことができますよ。

 

 

まずは短編を読んで読書に慣れ、それから徐々に長編も読んでいけばいいのではないでしょうか? 

 

これを読んで、一緒に疲れた心を温めましょう。

 

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こんな人におすすめ!

仕事や恋愛で疲れた人

・読書にあまり時間を割けない人

・短編小説が読みたい人

 

 

内容紹介 

 

ここからは、いくつかのストーリーを取り上げて、簡単に紹介していきます。

 

 

最後の伝言

昔はイケメンで、街中の女性の憧れだった父は、今ではろくでなしのおじさんになってしまった。

家に帰ってこないことも多くなった父。

母の入院中にも姿を見せず、告別式にもなかなか現れなかった。

なぜ父はこんなに連絡をしても一向に帰ってこないのか。

母にとってはだめな夫で、主人公たち姉妹にとってはだめな父。でも、3人にとって、ずっと「いい男」であり続けた。

 

他の人から見てだめな人でも、ある人にとっては特別な人だったりするんだなぁと感じるお話です。

 

 

月夜のアボカド

フリーのアートコーディネーターのマナミには、年上の女友達がいる。

ロサンゼルスで展覧会ディレクターをしている69歳のアマンダと、メキシコ料理が得意な79歳のエスター。

密かに付き合っていた彼氏の朋生にも、エスターの料理と同じものを作ってもらおうとしたが、味は到底及ばなかった。

30歳を過ぎても、つかず離れずでだらだら付き合っていた2人。

そんなとき、エスターの元夫の話を聞かせてもらった。

 

「人生って、悪いもんじゃないわよ」

 

神様は、ちゃんと、ひとりひとつずつ、幸福を割り当ててくださってる。

誰かにとっては、それはお金かもしれない。別の誰かにとっては、仕事で成功することかもしれない。

でもね、いちばんの幸福は、家族でも、恋人でも、友だちでも、自分が好きな人と一緒に過ごす、ってことじゃないかしら。

 

 

 

無用の人

 他界した父から、宅配便が届いた。

 

アート関係の仕事に就き、母は反対したが、父は面白がって肯定してくれた。

 

たとえ、一般的には何の価値もなく、無用扱いされているものであっても、自分にとっておもしろいものであれば、それは面白いものである。

 

父はすごく静かな人だった。

母にはつまらない人間だと疎まれていても、娘の進路を肯定してくれた父。

 

そんな父が、私の50回目の誕生日に、死ぬ前からわざわざ準備して贈ってくれたもの。

宅配便で届いたそれを開けてみると、どこかの部屋の鍵だけだった。

 

父からの最後のメッセージとは…?

 

 

波打ち際のふたり

大学時代から仲が良く、女2人でしばしば旅行をしていたナガラとハグ。

お互いの仕事も忙しくなり、あまり旅行に行けなくなっていた。

 

親と離れて暮らすようになって、少しずつ、しかし確実に母は年老いていった。認知症の母の介護と、仕事との両立に悩む日々。

 

そんなときに決まった久しぶりの旅。

忙しくてなかなか休みがとれないこともあり、近場の赤穂に一泊することになった。

波打ち際、ぎりぎりのところに建ってる宿。夕日がきれいなとこらしい。

 

2人は旅をしながら何を感じ、どう行動するのか。

 

 

 

最後に

 

以上、ざっくりとではありますが、簡単なストーリーの紹介でした。

 

今回、すべてのストーリーについては紹介できていませんが、他のものも、沈んだ心がほんのり温かくなるような物語ばかりです。

 

時間がない人でも簡単に読めるので、空いた時間にでも少しずつ読んでみてください。

 

もちろん、短編なので必ず始めから読まなければいけない、というわけではありません。

この記事の中で少し気になるものや、自分の境遇に似ているな、と思うものがあれば、そこから読んでみてもいいと思います!

 

私は20代なので、まだそんなに共感できるほどの経験をしていないのですが、40代以上の方であればきっと胸に刺さる物語が見つかるはずです。

 

また、全体的にメッセージ性の強いものですが、受け取る人の年齢や気分によってもずいぶん違った印象になるだろうなと思いました。

 

なので、まだ40歳じゃないから読まなくていいや、と投げ出してしまうのではなく、20代、30代の今だからこそ読んでみてほしいです。

そして時間が経って40歳、50歳になってから、もう一度読み返してみてください。

 

きっと、昔とは随分印象が違うな、と思うことでしょう。

 

私もそれを楽しみに、20年後、30年後に読み返したい一冊です。

 

 

年末にのんびりと、読書をするのはどうですか?

 

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